2012/09/21

イスラエルが泉を盗んだ後のヤトゥマ村の苦難

2012年9月14日

エリー
2012年9月14日|国際連帯運動、西岸


2008年、村に無料で清水を供給するパレスチナ村、ヤトゥマ所有の泉を、イスラエル軍は併合した。泉の産出の大部分が今や、ヤトゥマに直接隣接する違法イスラエル人入植地、Rechelimに向けられ、この窃盗は、水への村のアクセスを厳しく制限してきた。この入植地は、パレスチナ領域に25キロメートル以上食い込み、第4ジュネーヴ条約、第49条に従う国際法により非難される。


水を氾濫させられ、破壊されたヤトゥマのパレスチナ人所有の畑。

ヤトゥマ村議会は、1週当たり2日から3日、住民3000人が今や水にアクセスを持たないと述べた。村びとたちは今、Rechelimから、電力同様、水を買い戻すことを強いられる。イスラエル政府が、違法西岸入植地の水や公益事業を含む生計費に補助金を交付する(パレスチナ領域へのいわゆる「経済入植」奨励のため)一方、パレスチナ人は、これら農業地域の村々に激しい負担を負わせる、はるかに高い割合を課される。ヤトゥマの水の価格は、1ヵ月あたり、8000シェケル(およそ2000米ドル)である。

ヤトゥマ村の土地の自然水源もまた、入植者たちに汚染され、オリーヴ樹を害し、害虫を引きつけてきた。村人たちはまた、その土地に、作物や土地を破壊する危険な野生ブタを含み動物を駆り立てる入植者たちとの問題を報告した。農夫たちは、ことさらオリーヴ収穫の期間、Rechelimの入植者たちによる不断の攻撃を経験し、そして、イスラエル軍が、夜の殆ど、村に居合わせ、村人たちを脅かし、パレスチナ人の家に夜襲を行うと語った。2012年1月以来、ヤトゥマの住民40人が逮捕されてきて、その半分は18歳未満だ。

水へのアクセス制限は、その土地からパレスチナ人を追い出すために、被占領領域で使用される戦略のひとつだ。

原文:International Solidarity Movement

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