2012/10/10

イスラエル植民地が二国家解決をいかに殺したか


Philip Weiss
2012年10月01日


Philip Weiss

今週、イスラエル家屋破壊に反対する委員会のジェフ・ハーパーは合衆国にいて、多くの人びとが彼に会おうとしており、したがって、わたしが7月に作った東エルサレムの「ユダヤ化」をわたしに示す旧市街のハーパーのこのヴィデオを立ち上げるよい機会と思えた。

これは、イスラエルが、一刻一刻継続するプロジェクト -- 旧市街を吸い込むため、パレスチナ・エルサレムの中心を通してすべてにユダヤ人植民地を作ることにより、二国家の可能性をいかに握りつぶしてきたかを見ることができるので、重要なヴィデオだ。

ハーパーとわたしは、アルアクサーモスクから4分の1マイルのオーストリア・ホスピスの屋上に立ち、殆ど東と南を見る。ヴィデオは9分半だ。ここに、ハイライトのいくつか:

-- 最初の1分かそのくらい、わたしたちはオリーヴ山の東、ユダヤ人入植地を見る。実際、それと見分けることはできないが、地平線にミナレットを見ることができ、ユダヤ人の建物はそのすぐ隣りにある。

-- また最初の1分、わたしたちは南に、旧市街のムスリム地区の中心に、宗教的ユダヤ人入植地、Ateret Kohanimを見る。1:37、この入植地の上に翻る大きなイスラエル旗3枚を見ることができる(前景の白い旗竿のすぐ左)。

-- 2:00、ハーパーは、旧市街の壁を越えてわたしたちの前に溢れる、東エルサレムのパレスチナ地区を通して全体に、アメリカ人、アーヴィング・モスコウィッツにより多く資金提供された17の入植地について語る。これらはみな土地略奪だ。「ひとたび中に入れば、あなたは中にいる」。最高裁判所は、彼らに撤退を命じたが何も起こらない。

2:31、南東の遠く(ハーパーとわたしの右)、地平線上にイスラエル人入植地、Nof Zionを見ることができる(旗竿のすぐ左)。Nof Zionから南に同じ地勢を見る、ハーパーとのもうひとつのヴィデオはここ。

3:00、ハーパーは、左、北を向き、わたしにダマスカス門から遠くない旧市街の北壁の建物の上のイスラエル旗を示す。「メッセージは、我々が我々自身をユダヤ地区に制限していると考えるな。この都市全体が我々のものだ」。

5:43、ハーパーは、イスラエルが、グリーンラインの東のこれら植民地すべてを繋ぐ、南から北に伸びるバイパス道を計画していると指摘する。それは、ベツレヘムからNof Zionに、オリーヴ山に、そして西岸北部のShiloに向って行くだろう。というのも、まさに今、わたしたちが見る入植者たちが「開拓者」なのだからと、ハーパーは語る。「道路はそれを開くだろう。彼ら(入植者)は今孤立しているが、道路が来ると知っている... そして(住居に到達するために)アラブの路地を通り抜ける必要はなくなるだろう」。

6:25、ハーパーは、二国家解決の死について話す。

「わたしたち(ICAHD)は、長い間、二国家解決は死んだと言ってきた。わたしたちは、一国家解決が唯一のオプションと表明し、言うつもりだ... それが、これら入植地の意味だ」。

わたしは、その日、ダニ・ダヤンが、「二国家解決について話すのを止めろ」、これはすべてユダヤ人の土地だと語るNYTの記事について話す。

ハーパーは、わたしに、西岸の60パーセントのエリアCを併合するイスラエルの計画のことを語るが、パレスチナ人口の5パーセントほどを含む。パレスチナ人は、この土地から民族的に浄化されてきた。1967年に、ヨルダン渓谷にパレスチナ人200,000人がいた。今日、50,000人に欠ける。

8:30、ハーパーはゴールについてわたしに語る。イスラエルがエリアCを併合するとき、「エリアAとBは我々の問題でない」と言うだろう。パレスチナ人はその土地に国家を持つことができる。「我々の手はきれいだ。我々は爪を切り落とした。占領はない... それが、ダニ・ダヤンやレヴィ報告がみな向うところだ」。

ハーパーは続ける:イスラエルは「国際社会が決して、我々のエルサレム併合を受け入れないが、彼らがそれに関して何もしない」と知っている。したがって今、エリアCに関して、不平不満の類いがあるだろうが、何も起こらないだろう。

「それは終わった。それはおしまい。イランについて考えよう」。

原文:Mondoweiss

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