2009/02/15

2009年オリーヴ植樹プログラム-7


 オリーヴ植樹プログラム、第8日の抄訳、タイトルをクリックすると英語ページに移行します。
 画像はビルゼイト大学学内(駐車場付近と思われます-みづやるひと)

第8日(2月14日):ラマッラ
 この日はベイト・サフールからラマッラへのドライブで始まりました。かつてはエルサレム経由で25分で行くことができましたが、現在はいくつかのチェックポイントを含め、大回りの1時間長い冒険旅行です。
 ラマッラ到着後、「子どもを護るインタナショナル」から、イスラエル政府により投獄されている何百人もの子どもの状況について聞きました。ハーレドによると、子どもが強制のもと自白する前に、弁護士が子どもと接見できないケースは90パーセント以上、例えば「医療的配慮」を要する子どもの場合、子どもが読めないヘブライ語で書かれた自白調書に署名するよう言われることもあるそうです。仮に軍事法廷で、自白が得られなかったり、告訴できなかった場合でも、彼らは、6ヶ月の行政勾留をすることができ、何度更新しても構わないのです。
 その後わたしたちは、政治犯の人権と支援のための組織「アダメール」と合流、パレスチナ政治犯の状況、無期限勾留や、原告弁護士にさえ「安全上の理由」ということで開示されない政治犯ファイル、また、感覚を奪ったり「バナナ」と呼ばれる、後ろに傾いた椅子に縛りつけるイスラエルの拷問技術について聞きました。
 ビルゼイト大学に行って昼食をとり(ビルゼイト大学のカフェテリアの料理はかなり美味-みづやるひと)、その後、教育の権利キャンペーンのコーディネータから、占領によって、いかにパレスチナ教育が阻害されているか聞きました。
 ラマッラに戻る途中、ヤセル・アラファトの墓に立ち寄り、ラマッラ市街で1時間ばかり緊張をほぐす自由時間を過ごしました。ベイト・サフールに戻るために、またチェックポイントを通過しなければなりませんでした。

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