2009/02/17
2009年オリーヴ植樹プログラム-8
オリーヴ植樹プログラム、最終日の抄訳です。
第9日(2月15日):ジャブア
この日は、ベツレヘムに住みエルサレムに仕事を持つ2000人のパレスチナ人の常態化した手順を視るため、まだ暗いうちに始まりました。定刻に仕事場に着くようにと、チェックポイントには午前3時からパレスチナ人の列ができるのです。(携帯電話、小銭入れ、鍵ばかりではありません、腕時計も、ベルトも外し、靴も脱がなければなりません。さもないと、金属探知のブザーが鳴ってしまいます-みづやるひと)
ベイト・サフールで朝食を取った後、南西に数マイル、美しい田園の村、ジャブアにオリーヴ植樹に行きました。隔離壁が完成すると所有者から切り離される、アブ・フィラスとアブ・ニダルの畑でした。アブ・フィラスの畑は高速道路に隣接しており、入植者が、セダンを大変ゆっくり運転して、何度も通り過ぎていました。30分ほど後、わたしたちが高速道路を横切ってアブ・ニダルの畑に行くと、軍警察の車がやってきて木を引き抜くと脅して立ち去りました。参加者は大いなる情熱にかられ植え続けました。
気がつくと、軍用ジープが止まっていて、兵士が二人「閉鎖軍事地域だ、植樹を止めろ」と言うのを聞きました。「この土地は農夫のもの」と農業技師のモハマド・サフィが言いました。「世界中どこだって自分の土地に植樹するのは構わない」「閉鎖軍事地域だ」と兵士は言い「彼らがここに植樹するには許可が必要だ、農夫はそれを知っている、彼らはイスラエル市民局に行って許可を得なければならない」。バハが「軍令を見せて欲しい」と言うと、兵士はふたつの畑が「閉鎖軍事地域」とされる地図を引き出しました。バハは、参加者が最後まで植えてしまえるよう、兵士にいくつか質問をしましたが、兵士は「連中は植えている」と激しさを増し、植えていたふたりに近づくと木を引き抜くと脅しました。わたしたちが畑を断念すると、兵士たちは去り、わたしたちは道路脇に坐りました。農夫の家族から美味しいマクルーベがふるまわれました。軍令について調べてみると、ふたりの畑が「閉鎖軍事地域」に指定されたのは今日、午前10時のことでした。(画像はイスラエル軍令)
午後はベツレヘムで買い物などして、7時半に再会、最後の夜、食事と音楽を堪能しました。
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